1年以上前になるが、たまたまNHKの「グレーテルのかまど」を見た。
その回は「古川ロッパのシベリア」というテーマで、
古川ロッパの『ロッパの悲食記』に書かれたお菓子、シベリアを作っていた。
私はこの『ロッパの悲食記』が読みたくなったのだが、残念ながら今は絶版となっているようだ。
中古は売られているようだが・・・。
代わりに関連本として、『ロッパ食談』をポチっとした。
読みたがっていたくせに本が到着したあと放置してしまい、やっと最近読了。
読み始めたら早かった!もっと早く読み始めるべきだった!
『ロッパ食談』古川緑波 河出文庫
粋でインテリ、喜劇役者のロッパさん。「日本ゴキゲンなりし頃」戦前の美食に心馳せつつ、戦争が終わり街に戻ってきたシャリアピン、タンシチュウ、ハムバーグ、トンカツ、牛鍋、餃子など和洋中華に舌鼓うちまくり。「糖尿病に栄光あれ」と叫びながら食べ続ける食への執念。シャレた食談45篇。
(「BOOK」データベースより)
1903年生まれのロッパは明治生まれ。
子供時代は明治末期なわけだが、その頃のお菓子の思い出が書かれている箇所がある。
その時代のお菓子の種類の多さに驚いた。
マカロンとか、今も人気なスイーツがすでに外国からきていたらしい。
「もはや戦後ではない」の時代よりさらに後に生まれた私には、今までに聞いてきた戦中戦後の食糧事情の厳しさが強烈な印象となっている。
そのためか、戦前の豊かな日本がうまく想像できない。
ロッパの戦前の食の思い出にはかなりカルチャーショックを受けた。
知らなかった話もたくさんある。
関東の牛鍋と関西のすき焼きが関西風に統一されていった話や、本当のトンカツはどんなものかといった話・・・。面白い。
当時と今の食べ物の値段、物価の違いも凄いよ!
文章が上手いからフードライターなのかと思ってしまうが、一世を風靡した喜劇役者だ。
なんだか身近に感じられて楽しい。
食いしん坊さんにも、戦前戦後の食文化に興味がある人にもおススメの本。
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その回は「古川ロッパのシベリア」というテーマで、
古川ロッパの『ロッパの悲食記』に書かれたお菓子、シベリアを作っていた。
私はこの『ロッパの悲食記』が読みたくなったのだが、残念ながら今は絶版となっているようだ。
中古は売られているようだが・・・。
代わりに関連本として、『ロッパ食談』をポチっとした。
読みたがっていたくせに本が到着したあと放置してしまい、やっと最近読了。
読み始めたら早かった!もっと早く読み始めるべきだった!
『ロッパ食談』古川緑波 河出文庫
粋でインテリ、喜劇役者のロッパさん。「日本ゴキゲンなりし頃」戦前の美食に心馳せつつ、戦争が終わり街に戻ってきたシャリアピン、タンシチュウ、ハムバーグ、トンカツ、牛鍋、餃子など和洋中華に舌鼓うちまくり。「糖尿病に栄光あれ」と叫びながら食べ続ける食への執念。シャレた食談45篇。
(「BOOK」データベースより)
1903年生まれのロッパは明治生まれ。
子供時代は明治末期なわけだが、その頃のお菓子の思い出が書かれている箇所がある。
その時代のお菓子の種類の多さに驚いた。
マカロンとか、今も人気なスイーツがすでに外国からきていたらしい。
「もはや戦後ではない」の時代よりさらに後に生まれた私には、今までに聞いてきた戦中戦後の食糧事情の厳しさが強烈な印象となっている。
そのためか、戦前の豊かな日本がうまく想像できない。
ロッパの戦前の食の思い出にはかなりカルチャーショックを受けた。
知らなかった話もたくさんある。
関東の牛鍋と関西のすき焼きが関西風に統一されていった話や、本当のトンカツはどんなものかといった話・・・。面白い。
当時と今の食べ物の値段、物価の違いも凄いよ!
文章が上手いからフードライターなのかと思ってしまうが、一世を風靡した喜劇役者だ。
なんだか身近に感じられて楽しい。
食いしん坊さんにも、戦前戦後の食文化に興味がある人にもおススメの本。
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