月曜日にバーゲンへ行った後、せっかくなのでデパート内のカフェで休憩することにした。

何組か待っているお客さんがいたが、内装もお洒落なデパートのカフェだもの！
その場にふさわしい、豊かな気持ちで待つわ♪

15分後くらいに順番が回ってきて、着席。
お水とおしぼりを持ってきてくれた店員さんから、こんな説明があった。

「本日、ショートケーキ、バナナタルト、モンブラン、シフォンケーキが品切れとなっております。申し訳ございません。」


ふむふむ。
今日は祝日で人が多いから、ケーキの売れ行きがよかったのかしらね。
私は飲み物しか注文しないから別にいいけど、ケーキ目当てで来た人は可哀そうね・・・。

と思ってメニュー表を見る。

むむ！それってつまり、チーズケーキしかないってこと？？！

隣の席の2人連れのお客さんが、小声で「チーズケーキしか・・・」と囁きあっているのが聞こえたが、誰も店員さんに聞いたり指摘したりする人はいない。

店員さんは、新しく来たお客さんに同じ説明をして回っている。
そこへ、幼い女の子＆お母さんの親子が入店。
店員さんに売り切れケーキの説明を受け、しばらくメニュー表を凝視していた女の子。


すると！！







ブラボ～～～！！

この時、店の中に安堵感のようなものが広がった(と私は思う)。

大人たちが心の中で思いつつも言葉として発せられずにいたことを、スパッと言ってくれた。

「やっぱりそうだよね。チーズケーキしかないもんね。うんうん、よかったよかった。」
というような心の声が周囲から聞えてくるようだった。


アルバイトと思われる店員さんは、上の人から指示を受けていたのかもしれないが、
売り切れのケーキを言い並べるよりも、
「本日はケーキのご注文が多く、只今はチーズケーキのみのご提供となります。」
などと言ったほうが自然だったのではないか。


まあ、全然たいした出来事ではないんだけどね。

「つまり、チーズケーキだけですよね？」
この一言が聞けない大人の我々。
別に相手を責める発言でもないのに、何を気にしているんだろうか。

子供の柔軟さよ！！！

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