ブーブーブロッコリー‼~森を食らう~

アラサー子なし主婦のブロっ子。愛してやまないブロッコリーへのだだ漏れの愛と日常、そして読書。心の中のお友達、ブロッコリーのブー君とはいつも一緒。

2020年09月

皆さんはを買う時、買う銘柄が決まっているでしょうか?
それか、何か自分の中での基準があるでしょうか?

私はスーパーで卵を買おうとする度に、キョロキョロと色んな卵を見比べてしまう。

というのも、私は卵の購入に関して、明確なポリシーを確立できていないからだ。


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卵はアミノ酸スコア100の完全栄養食と言われている。
そんな卵にもかなり価格差があり、1つ当たりに換算すると20円のモノから50円を超えるものまである。

お店によっては、もっと高価な卵も取り扱っているだろう。


「オメガ3強化」、「カルシウム強化」、「ビタミン強化」などを謳ってい卵は少し価格設定が高め。

せっかく栄養価の高い卵を食べるのなら、より良いモノを食べたい!
と心が叫ぶ一方で

安い卵でも卵は卵よ。卵の長所は安くて栄養価が高いところよ!ここで節約しなくてどうする!
と脳みそが指示してくる。


オレの中で、卵を巡る議論が白熱してしまうのだ。


私はゆで卵が好きなのだが、あくまでも個人の感想としては、お安い卵よりも少しお高めの卵の方が殻が剥きやすい気がする。

買う卵の品質は、こだわりだしたら凄くこだわれる。
平飼いで、良質な餌を与えられて育ったニワトリの卵とか。
(平飼いの卵、一度食べたい!)


卵の栄養は、やはりニワトリが食べている餌で決まるんだよな。
それを考えると、人間も妊婦さんの食事は大切だな。


そんなこんなで、最近は、スーパーで並んでいる卵パックの、中間の価格帯のものを購入している。
私が通っているスーパーでは1個あたり18円~50円くらいの幅がある。

一番よく買うのは、「森のたまご」
これだと、1個当たり30円弱。


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でも1パック10個入り168円の卵を買う時もあるので、自分の中で上限価格は決まっているけど下限は特になしってところかしら(笑)


実家の父は卵が好きなのだが、昔は高級品でなかなか食べられなかったと言っている。
それを考えると、今は全体的に低価格な食材になっており、有難い食材だ。


さあ、今日も12分茹でよう。
(固めの茹で卵が好みです。)


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今回紹介する本は、分厚い長編小説。
じっくり読み応えのある作品を楽しみたい方におススメ☆

読書コーナーについてはコチラ↓↓
ゆるやかな本紹介について


お金が人にもたらすものとは何か、
仕事とは何か、
夫婦とは?子育てとは?

こういった大きな疑問に向き合い、考えさせられる作品でありながら、エンタ―テイメントとしての面白さも抜群!



『一億円のさようなら』白石一文 徳間文庫
連れ添って20年。発覚した妻の巨額隠し資産。続々と明らかになる家族のヒミツ。爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争。いまを生き抜く大人たちに贈る極上娯楽小説。 
(「BOOK」データベースより)





一億円のさようなら (徳間文庫)


主人公の鉄平は、妻と二人の子供を持つ52歳のサラリーマン。
子供たちが親元から離れて子育てもひと段落、という時になり、妻が莫大な資産を隠し持っていたことを知ってしまう。

妻が結婚前に伯母から相続した遺産が、ベンチャー企業への出資分も含めて48億円。
目が眩むような金額に、鉄平は妻を信用できなくなってしまう。

妻は莫大な遺産を隠していた理由を説明するのだが、鉄平は納得できない。

そんな中、鉄平は妻から1億円を渡される。
妻の提案により、二人はしばらく離れて過ごすことになる。


ここまで読んでいて、
「夢のようなシチュエーションやな!」
とよだれが出そうに。


「もしも今1億円が手に入ったら・・・」というのは誰もが1度は妄想したことがあるはずだ。
それを現実にした男が目の前に!羨ましい!
(目の前というか、小説だけどね。)

私は、
1億円を手にしたことにより鉄平の人生はどう変わるのか、
1億円は彼に何をもたらすのか、

ということに注意を向けながら読み進めた。

ネタバレになってしまうから詳細は書けないけれど、
確かに鉄平は1億円を元手にして新しいことを始めた。
新しい人間関係も築いた。

そういう意味では、彼の人生は1億円によって変わったと言える。

だが、新しい日々に邁進する中でも、鉄平は「これは本当に自分がやりたいことなのだろうか?」という問いを持ち続ける。

私は「宝くじが当たったら人生変わるだろうな」と漠然と思っていたが、実はそうでもないのかもしれないとこの作品を読んで思った。


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お金は「やりたいこと」を実現する後押しをしてくれるけど、「やりたいこと」そのものを探してはくれない。
その人が生きる目的を教えてくれるわけでもない。

もうひとつ興味深かったのは、鉄平にとって大金が、家族の存在を見直すきっかけになったことだ。

妻の莫大な資産が明らかになり、自分も新しい道を見つけた状況で、妻子を経済的に支えなければいけないう「義務」から解放された鉄平。

同時に、家族と共に生きることの必要性を感じなくなっている自分に気がつく。


結婚生活、家庭生活を続ける意味とは?
そのことを冷静に考察した文章にもうならされた。


本当に、ページを捲る手が止まらない作品だった。

作品の舞台である金沢にも行ってみたい。

登場するお店「はちまき寿司」は、実際に金沢市にあった「ちくは寿し」をモデルにしたらしいが、数年前に閉店してしまったようだ。

見に行きたかったのに、残念だなぁ。

でも、その他にも気になるスポットが沢山ある。
この小説をガイドブックとして、いつか金沢に行って見よう、


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ばーちゃん(P)から、凄いメールが届いた。

一瞬、目を疑ったよね。

こんなメール。


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恐怖でしかない!!!

まるで、夫の浮気に激怒した妻が夫を刺し殺し、その直後に血まみれの手で送信した愛憎入り混じったメールの文面!

20年以上前に夫に先立たれ、その後のんびりと生活している80代女性が作成すべき文面ではない。


でも私には、すぐに謎が解けた。

先日は敬老の日だったので、お茶が好きなPのためにちょっと高級な日本茶を贈った。
いかにも!って感じの筒に入った、自分自身のためには買わないタイプのお茶。

宅配便でそれが届いたらしく、お礼のメールを打ちたかったようだ。
(この前日に長電話をしたので、さすがのPもメールにしてくれたみたい。)

たぶん、
「無理さしちゃってごめんね!ありがとう~」
と打ちたかったのだと思う。

だが、「むり」→「無理」と漢字変換した後に何故か「。」がついてしまい、改行までしてしまった。

続けて「さしちゃってごめんね」を入力したが、勢い余って変換ボタンを押してしまい、
「刺しちゃってごめんね」になったのだろう。

この誤りに気が付かないはずはないが、そこは超ポジティブなPだもの。

「直すの面倒だし、このままでいいや。」
と送信したに違いない。


Pはスマホデビューしてから誤字脱字が目立つのだが、今回はなかなか強烈だわ。


「多分ブロっ子なら分かってくれる」と、Pの圧倒的な信頼感を得ているオレ。
誇らしいぜ!バイブスが熱くなるとはまさにこれな!

Pの、
「まあいいか~」
「たぶん大丈夫」
は、一般レベルのかなり上を行っている。

そうじゃないと、あの文面はそのまま送信できない(笑)

持病があっても元気で活動的なのは、このストレスフリー体質によるものなのではなかろうか。

ポジティブ界の頂点、トップオブポジティブに肉薄するPに幸あれ。


余談ですが、私は最近、素敵なシニアのライフスタイル本を見るのが好き。
グレイヘア特集とかも、書店でパラパラ見ちゃう。





私はわたし、80過ぎてもおしゃれは続く


鮮やかなピンク色って、白髪にとても合うと思う。
年を重ねたからこそできる楽しみを、見つけていきたいよね。



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「近頃の若者は・・・」
という説教じみた悪口。

これを言う大人にだけはなりたくないと思っていた。

「近頃の若者は・・・」的なことは古代ギリシャの時代から言われているらしいし(笑)、
世代が新しくになるにつれて人間が愚かになっているなら、今頃どんだけ腐敗進んでるんだよ!と思う。

だから、自分が時代の先端からずれてきたからといって安易に若者非難はしたくない。
実際、自分が学生の頃などは「これだから最近の子は~」などと言われるのが嫌だった。



それなのに!
つい最近、自分の中で禁句だった「近頃の若者は・・・」を言いそうになってしまったのだ。
このことについては反省している。

電車内で若い女性二人の会話を聞いてしまったのだが、これがなかなか凄い会話だったんだ。
おそらく、大学生か社会人1,2年目くらいの二人組。

今月行われた、自民党総裁選の話をしていた。

「菅さんいいよね、可愛いよね。菅さんで良かった!」
「パンケーキ好きらしいね。でも岸田さんもかっこいいよね」

などというたわいもない会話。

だが、だんだん雲行きが怪しくなってきた。

「今回は緊急事態だから偉い人達だけで選んじゃったわけでしょ?」
「そうそう、うちらは蚊帳の外だよね」
「次の総裁選が楽しみだよね。こればっかりは投票行くわ」
「私も行くし!」


おい、
次回もオレらは投票できないぞ。

てか、今までの首相、国民投票で選ばれたと思ってたの?

「今回は緊急事態だから偉い人だけで決めた」ってどんな解釈だよ!

私は心の中でツッコミまくりだったのだが、
ふと気が付くと、近くにいた初老の男性が、物凄い形相で彼女たちを見ていた。

目を見開いて、何か口をもごもご動かしている。


気持ちは分かる。
気持ちは分かるよオジサン。


でも、オレは平和主義者のブロっ子。
車内紛争は困るぜ。
オジサン、ここはなんとか耐え忍んでくれ。

心の中で念力を送り続けた結果、彼女たちを次の駅で降車させることに成功した。


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車内の平和は保たれた。

あのオジサン、家に帰ったら妻に、
「近頃の若者は何も分かっとらん!!」
とかわめき散らすだろうな(笑)

私もうっすら思ってしまったし。

でも、この会話をしていたのがたまたま若者だっただけで、政治に無知な大人もいるだろうし、逆に常日頃から政治につて考えている子供だっているだろう。


たまたま自分の近くで起こった事象だけを切り取って「近頃の若者は」と言い出すのは良くない。
そこは本当に反省。

それはともかく、彼女たちが「首相選出は国民の直接投票によって行われるのではない」という事実を早く知れますように。

そうしないと、どこかで紛争が勃発しかねない。

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以前、このブログで取り上げたことのある、
『細川ガラシャ夫人』(上・下)三浦綾子著 新潮文庫






明智光秀の娘、玉子(のちの細川ガラシャ)の波乱万丈な一生を描いた物語だ。

この上下巻2冊の文庫本は、実家に残っている私の本棚に差さったままなのだが、 最近になり母が読み始めたらしい。

親子で本を共有すことは結構ある。私が実家を出た後は、本棚に残った本を母が活用してくれている。

今、ちょうどNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀にスポットライトが当たっているので、その娘である玉子の物語を読んでみる気になったらしい。

読み始めたという報告を受けてから、結構すぐに、

「読み終わったわ!最後号泣だった!!!」

という感極まった電話が来た。

あれ?いつもの母の読書ペースからしたら、読み終わるの早すぎないかしら?
上下巻、2冊もあるのに。


もしかして・・・・・
と嫌な予感。


「ちゃんと上下巻2冊読んだ?」

「2冊?1冊だけだけど!?」

「いや、2冊だから」

「ああああ!『下』って書いてある!下巻から読み始めてしまった!!」

老眼のためか、「下」の文字に気が付かなかったらしい。

途中から読み始めて、違和感を感じなかったのだろうか。


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違和感を感じなかった母にかなり違和感。

しかもちゃんと物語の世界にどっぷり浸かり、号泣までしている。

お得なのか、残念なのか良く分からない(笑)


私にもこの先、加齢によってこういう事態が起きてくるのだろうか。
他人事ではないわね。






細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)




細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)


下巻から読み始めてしまった読者も引き込んでしまうのは、筆力が凄いということでもあると思う。


とにかく、読み応えのある作品なのだ。

男は勝手に戦って妻子を巻き込んで、何やってるのかしら!!
と憤りを感じ、凛とした女の美しき強さに胸を打たれる。


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